高知大学理学部平成１５年度専門コア情報処理演習

平成１５年度専門コア情報処理演習 _y
（理学部数理情報科学科い組対象、塩田教官） _y
１１月１０日の教材（２）

□　cat コマンドと more コマンド

cat と more は端末エミュレータ内でテキストファイルを見るコマンドです。

使い方は

cat　ファイル名　　

more　ファイル名　　
cat では一気にファイルの最後まで出力されるのに対し、 more では一画面分で出力が一旦停止し、 Return で次の一行を、Space で次の一画面を出力します。 more を途中で打ち切りたいときは q のキーを押します。
この他、テキストファイルの先頭の10行を表示する head、末尾の10行を表示する tail というコマンドもあります。

□　cp コマンドと mv コマンド

□　絶対パスと相対パス

コマンドの動作対象のファイルやディレクトリの名前をコマンドの引数として与えるとき、２通りの方法があります：
- コンピュータ内の絶対的位置で記述する方法（絶対パス）
- カレントディレクトリからの相対的位置関係で記述する方法（相対パス）
（この教室内で学生を特定するとき、
- 西の列の前から３人目、というのが絶対パス、
- 自分の右斜め前に座っている人、というのが相対パス
に当たります。）
例えば次のページで

cp　~shiota/scjse/latin11　．　　　
というコマンドを使いますが、

~shiota/scjse/latin11　は絶対パス、　
．　は相対パス
になります。
皆さんのホームディレクトリから　~shiota/scjse/latin11　を相対パスで書くとすれば
　　../shiota/scjse/latin11
となりますし、皆さんの子ディレクトリ　scjse　からの相対パスで書けば
　　../../shiota/scjse/latin11
となります。
大事なことは、
- 今自分がどこで作業しているのか（カレントディレクトリ）を認識して、
- 絶対パス・相対パスの使いやすい方を使う
ということです。