アルゴリズム論特論(塩田) 2017年度教材 第3回

  • 授業内容
    • 素因数分解がわかっているときの gcd, lcm
    • ユークリッドのアルゴリズム
      • gcd のみ求めるアルゴリズム
      • gcd(a, b) = a x + b y を満たす x, y も求めるアルゴリズム

  • ツボ
    • RSA暗号の計算には gcd や上記の x が必要。
    • RSA暗号は素因数分解の困難さに基づくので、gcd を素因数分解で求めるのはナンセンス。
    • そこでユークリッドのアルゴリズムが必要になる。

  • 問題
    • 下記の場合については gcd(a,b) = 1 であることがわかっている。 ユークリッドのアルゴリズムを用いてそれぞれ a x + b y = 1 を満たす整数の組 (x, y) をひとつ求めよ。
    • (1)  a = 12345, b = 23456
      (2)  a = 12345678901234, b = 23456789012345
      (3)  a = 2100, b = 3100

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