高知大学 共通教育 情報処理 II
(理学部 数理情報科学科い組 対象、担当 塩田)
第5回の教材 (2)
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□ バックアップの必要性
コンピュータもときどき壊れる。
修理している間コンピュータの中に作っていた様々なファイルやデータは使うことができないが、 ファイルのバックアップ(複製)を作っておくと別のコンピュータを借りれば作業を続けることができる。
また、修理でハードディスクを丸ごと交換することも多く、 そうなると中に入っていたファイル達は全て失われてしまう。 たとえそれが10年間掛けて作り上げたデータであったとしても。
特に大事な仕事をしているときには、こまめにバックアップを取るよう心掛けよう。
□ フロッピィディスクへのバックアップ
先ずは練習用にフロッピィディスクを配る。
前回作った、メールの署名ファイル signature.txt をフロッピィディスクに保存してみよう。
フロッピィディスクドライブを USB 端子に接続。
フロッピィディスクを → の方向へ上向きに入れる。
デスクトップのマイドキュメントのアイコンをダブルクリック ⇒ マイドキュメントのウィンドウが開く。
signature.txt のアイコンをクリック ⇒ signature.txt の色が反転。
そこで右クリック → [送る] → [3.5インチFD]、とするか
[ファイル] → [送る] → [3.5インチFD]
エクスプローラ(ファイルのエクスプローラ、Internet Explorer とは別物)を使う方法もある。
[スタート] → [プログラム] → [アクセサリ] → [エクスプローラ]
左の窓の My Documents をクリックすると、右の窓に signature.txt たちが現われる。
signature.txt を、左の窓の 3.5インチFD へドラッグすればコピーができる。
複数のファイルを同時につかむには
2つ目以降は [Ctrl] キーを押しながら左クリックするか、または、
アイコンを少し外した場所からドラッグ。
フロッピィディスクを取り出すときはドライブのボタンを押す。
□ ファイルのサイズとディスクの容量
基本的な単位:
1ビット:「0 か 1 か」だけを表す、データの最小単位。
1バイト = 8ビット:256 通りの情報を表現できる。
1KB(キロバイト) = 1バイトの 1024 倍
1MB(メガバイト) = 1KB の 1024 倍
1GB(ギガバイト) = 1MB の 1024 倍
ファイルの大きさは、種類によって格段に違う。
単純に文字が入っているだけの
テキストファイル
は小さくて、 原稿用紙1枚分で 1KB 弱。
ワープロや表計算ソフトのドキュメント
は、 画面で見える以外に様々な書式情報などが含まれるので、 テキストファイルの100倍ぐらいになることもある。
画像ファイル
はかなり大きい。 例えば 、
JPEG
という形式の画像ファイルでは
ホームページに使われる程度の大きさ: 100KB 前後
300万画素のデジカメ画像:1MB 前後
400万画素のデジカメ画像:2MB 弱
バックアップを取るにはディスクの容量(とコスト)をよく考えよう。
3.5 インチフロッピィディスク:1枚30円程度だが、1.44MB しか記憶できない。
CD-R:1枚70円程度。650MB 記憶できるが、一度書き込んだデータは消せないので追加しかできない。
CD-RW:1枚150円程度。650MB 記憶でき、何度も書き込み・上書きができる。
MO(光磁気ディスク):容量は230MB、640MB、1.3GB、2.3GB などがあるが、 CD-RW の5倍ほどの値段がするのと、 MO 専用の装置(2万円位~)が必要。
最近は DVD-R, DVD-RW, DVD+RW, DVD-ROM など DVD も使いやすくなってきた。
USBメモリ(USBフラッシュメモリ)は小さくて手軽に使え、データの受け渡しにもとても便利。
□ CD-R、CD-RW へのバックアップ(テキスト pp.310-313)
H15年度推奨機には RecordNowDX というアプリケーションがあった。 (たいていのパソコンに似たようなアプリケーションが付いている。) H15年度推奨機で実演してみます。
デスクトップの RecordNowDX のアイコンをダブルクリック。
[データディスクの作成] をクリック。
CD トレイが勝手に開くので、ディスクをいれて [次へ]。
CD-RW のときは「上書きしますよ」の警告が出る。良ければ [はい]。
バックアップを取りたいファイルの選択方法は
[フォルダとファイルを追加] をクリックして、ウィンドウからファイルを選択して [OK]。
または別のウィンドウ(マイコンピュータ、マイドキュメント、エクスプローラなど)から ドラッグ&ドロップ。
選択し終えたら [次へ]。
ファイルはあらかじめフォルダにまとめておくと作業がし易い。 大体どのくらいの容量が必要かは、
そのフォルダのアイコンで右クリック → [プロパティ]
で確かめることができる。
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