組合せとグラフの理論(塩田)2021年度 第5回

 第1回でお話しした「ケーニヒスベルクの橋渡り」にちなんで、 出発点に戻る一筆書きができるグラフをオイラーグラフと呼びます。 一筆書きは単なる遊びに留まらず、 郵便配達の最短経路を求める最適化問題にも関わっています。 前半は、オイラーグラフの判定法や、一筆書きのアルゴリズムについて勉強します。
 全ての辺を1回ずつ通って出発点に戻れるのがオイラーグラフであるのに対し、 すべての頂点を1回ずつ通って出発点に戻れるグラフをハミルトングラフと言います。 これは巡回セールスマン問題に関わっています。 後半はハミルトングラフのお話です。

  1. オイラー性
  2. もうひとつのアルゴリズム
  3. ハミルトン性
  4. 有向グラフのオイラー性
  5. 応用、デモ動画、今日のまとめと宿題