高知大学理学部平成１４年度専門コア情報処理演習

平成１４年度専門コア情報処理演習 _y
（理学部数理情報科学科イ組対象、塩田教官） _y
１０月１日の教材

今日はオリエンテーションに続いて、ワークステーションの起動・終了の方法と、Netscape・メールの使い方を覚えます。

□　クラス分けについて

「専門コア情報処理演習」は月曜４限とここの２クラス開講し、この時間帯は基本的に1回生イ組(02-数理001～041)と上回生対象です。特別な理由がない限り指定されたクラスに登録してください。

□　パスワード

この授業では情報科学教室の計算機システムを使います。１学期の「情報処理II」の授業でメールの送受信を行なった 02ssXXX というユーザＩＤのアカウントがここのシステムのアカウントです。パスワードはそちらのものを使います。
（次回から忘れないように。）

□　授業目標

ワークステーション上で UNIX ( ユニックス ) というオペレーションシステム ( OS ) を用いて以下のような事柄を学びます。
- 計算機システム・実習室の利用法
- 共通デスクトップ環境 CDE の使用法
- メール・ニュース・Web の利用法
- ファイルとディレクトリ
- テキストファイルの編集
- Cシェル
- grep による検索
- awk によるデータ処理
- シェルスクリプト
- 文書の整形 : TeX
- ホームページ作成
- トラブルへの対処法
- ノートパソコンとのデータのやり取り
注
- ワークステーションはパソコンよりは少しお高い計算機のことだと思ってそう間違いはありません。
- 計算機という機械を使いやすく動かすソフトウェアをオペレーションシステムと言い、 DOS/V 機に Windows、Mac に MacOS、ワークステーションに UNIX というのがよく見る組み合わせです。

□　実習室の利用法

部屋の後ろ入り口はナンバーキーになっています。
1. 蓋を開けます。
2. 適当に触ると０～９、Ｃ、Ｅの表示が現われます。
3. キーナンバーを入力します。（ナンバーは口頭で伝えますので、聞き漏らさないように。）
4. Ｅを押します。
5. 入力が正しければ YES の表示が現われてロックがはずれます。
6. キーの蓋を閉めて入室してください。
7. 扉は静かに開け閉めすること。開放もしないように。
飲食・喫煙は固く禁じます。

□　計算機システム利用の心得

計算機システムは共有財産です。正しい使い方を守ってください。
トラブルが起こっても決して自分で電源を落としてはいけません。良く知った人に助言を求めてください。
ロックスクリーンという機能は、そのコンピュータを自分以外が使えないようにしてしまいます。本当に必要な時以外は使わないでください。特に長期のスクリーンロックは厳禁です。

□　情報科学教室の計算機システムについて

1学期の授業では皆さんのデータは自分のパソコンに保存されていましたが、ここの計算機システムではファイルサーバと呼ばれるコンピュータに全てのデータが保存管理され、目の前のコンピュータはネットワークを通じてそれらのデータを処理する機能だけを受け持ちます。ですから、どのコンピュータを使っても同じ作業環境が得られます。
( ネットワークファイルシステム ( NFS )、サーバクライアントシステム )
システムを使うときには、ユーザＩＤとパスワードを入力して正当なユーザであることを証明しなければなりません。
印刷命令を出すと、この部屋にある３台のネットワークプリンタのうち最寄りのものに出力されます。ただしこれらは PostScript プリンタと言い、PostScript 形式のファイルしか受け付けませんので注意が必要です。
数箇所に LAN ケーブルの接続できるハブと電源ソケットがありますので、ノートパソコンを接続して使うことも出来ます。

□　計算機(ワークステーション)の起動

ディスプレイとキーボードの電源キー（林檎の絵のようなキー）を押して電源を投入します。
起動に少し時間が掛かって、ログイン画面が現れます。
自分のユーザ ID をキーボードから入力し、[Return]。
パスワードを入力します。（入力した文字は画面には表示されません。）
ログインに成功すると自動的に共通デスクトップ環境 ( CDE = Commohn Desktop Environment )が起動します。

□　計算機(ワークステーション)の終了

スクリーンの青い地のところへマウスのカーソルを移動し、右ボタンをクリックすると、[ワークスペース・メニュー] が現れます。
[ログアウト] へカーソルを移動し、左クリック。
「ログアウトしますか？」と確認してくるので、[了解] で左クリック。
CDE が終了し、ログイン画面が現れます。
ここで shutdown と入力し、パスワードには何も書かずに [Return] 。
終了処理が終わると

Ok
が出るので（少し時間が掛かる）、power-off と入力すると本体の電源が自動的に切れます。
ディスプレイの電源は手動で切ってください。

では、もう一度ワークステーションを起動して login してください。
今後は、アプリケーションを終了してから CDE を終了する癖を付けましょう。
（コンソールだけは、計算機からのメッセージを受け取る役目があるので終了しなくて良いです。）
- 開いているウィンドウは、タスクバーで右クリック → [閉じる]
- アイコンは、アイコンの上で右クリック → [閉じる]

□　 Netscape (Web ブラウザ)の起動

このシステムでは Netscape を Web ブラウザとして使用します。
1. 画面左下の地球＋時計の絵を左クリックするとブラウザが起動します。
2. 最初の起動時にはいくつかダイアログボックスが出るので、 Accept や OK をクリックしてください。
3. プロキシ・サーバの設定をします。
  ―　学外からの攻撃に備えたり、通信の効率化のため、プロキシ・サーバを経由してインターネットに接続するよう設定します。―
  1. [編集] → [設定] → [詳細]の左の三角をクリック → [プロキシ]
  2. 設定ファイルの場所: に http://www.is.kochi-u.ac.jp/PROXY/proxy.cgi と入力。
  3. → [設定の再読み込み] → [確認]
  4. URL: に http://www.is.kochi-u.ac.jp/ と入力。
  5. 情報科学教室の表紙が出てこなければ再読み込み。
  6. [ブックマーク] → [ブックマークを追加]
  この部屋でパソコンを接続するときも、同様にプロキシ・サーバを設定してください。
4. 終了には左上のファイルメニューから [終了] → [確認]。
では、この授業のページ

http://lupus.is.kochi-u.ac.jp/~shiota/scjse02/
を開いて、ブックマークに追加しておいてください。

□　メールの送受信画面下左から５番目の封筒の絵を左クリックすると [メールツール] が起動します。（[ワークスペース・メニュー] → [メール] → [メールツール] でも OK です。）自分宛にメールが届いていれば、その項目をダブルクリックして表示させることができます。まず、自分宛のメールを書いてください。 [メッセージ作成] → [新規メッセージ]。 To: に自分の ID を書く。(例: 02ssXXX) Subject: に「件名」を書く。(例: Test Mail to Myself) Cc: は、カーボンコピーの意味。同じ内容のメールを第３者にも送りたいときに使う。今は空白にしておきましょう。下の白いテキスト領域にメールの本文を書く。日本語の入力方法は次の項目参照。アタッチメント機能はどうしても必要な時以外は使わないように。隣に座っている友人にメールを出してみましょう。情報科学教室のメンバーに出すときだけは、宛名はユーザIDでOKです。（ 02ssXXX, shiota など。）その他の場合には、To: にはメールアドレスをきちんと書きます。メールアドレスは userID@domain_name の形をしています。(例: xxxxxxxx@cc.kochi-u.ac.jp) 同じ高知大学の中にいるからといって、kochi-u.ac.jp を省略することはできませんので、注意してください。新しいメールが届いているかどうかは [メールボックス] → [新規メールをチェック] □　日本語の入力法次の手順で日本語を入力することができます。日本語 [On-Off] キーを押す。ローマ字（小文字）で入力する。 [変換] キーを押す。変換されて出てきた文字が正しければ、[確定] キーを押す。正しくなければ、もう一度 [変換] キーを押すと候補一覧が出力される。（入りきらない候補は三角マークをクリックすると出てくる。）適切なものが出たら、その番号を入力するか、候補の上でクリック。カタカナ変換はファンクションキーの F7。ウィンドウの左下に「ATOK」と表示されているときは直接入力モード、「あ連Ｒ漢」と表示されているときが日本語入力モードです。 □　今日の課題 shiota@is.kochi-u.ac.jp 宛てにテストメールを出してください。（メールの受信をもって本日の出席とします。）専門コア情報処理演習 '02 のページへ