数値解析 第1回 (5) 今日のまとめ

今日のまとめ

  • コンピュータを用いた数値計算では、いろんな要因で誤差が生じます。
  • 理論的に正しい式をプログラミングしてさえ、トンデモナイ答えを出すことがあります。
  • 正しい答えが得られているのかどうか、が判断できる力を身に付けましょう。

数値計算プログラミングの手順

 は次のとおりです:
  1. まずは文法的デバグを行う
  2. 答えのわかっている問題に対して実行し、正しく動作することを確かめる
  3. 数値で求めざるを得ない問題に対して実行する
 3° が数値計算の目的ですが、そのためには 2° の動作確認が欠かせません。 答えのわかっている問題が正しく解ける学力も必要です。

次回予告

 次回は「微積分のツボ」というお話です。 数値計算の設定や誤差解析に必要な微積分の知識をおさらいします。

自主学習の例

受講確認

  • 塩田宛に受講確認メールを送信してください。
    • 件名には、
        [自分の学籍番号] 数値解析10月6日の受講確認
    • メール本文には、
        今日のキーワード:桁落ち
    と書いてください。
  • 塩田メールアドレスは shiota@is.kochi-u.ac.jp ( @は小文字に直してください。) です。