パズルの部屋   ― 塩田研一覚書帳 ―


プラパズル

 昭和36年早生まれの私が小学校に入る頃、世の中にプラスチックが出回り始め、 それまで木やブリキで作っていたおもちゃをプラスチックで自由に成型できるようになりました。 その典型として、テンヨーが発売した幾何学パズル「プラパズル」があります。
 
プラパズル No.6近年はこちらの形
 友達同士で誕生日プレゼントに交換し合ったりして、我が家にはプラパズルがみるみる増殖してゆきました。
 
プラパズル No.5プラパズル No.8
 
プラパズル No.22プラパズル No.783
 
プラパズル No.24No.24 はこんな形にも組めます
 究極は No.600。対称形や同じ形があると、ひとつの解から沢山の解(同類解)が派生します。 学部生のときには1億通りの同類解を持つ解もみつけましたが、ここでは300万通り以上の同類解を持つ例をご紹介しましょう。
プラパズル No.600
正方形 ・ 長方形が沢山あったり、 の形が4箇所あったりしますので、 多くの同類解が派生します。数えてみてください。

自作のパズル

 テレビで組木細工というものを見て、真似して作ったのが自作パズルの最初だったと思います。
これは5段ですが、11段まで作りました。 細工し易い、軟らかい木材を使いましたので、11段のものは折れてしまいました。 勿体ないことをしました。

 プラパズル No.5 (通称ペントミノ)は、立体版も販売されていたのですが買い損ねていましたので、 自分で作ってみることにしました。 どうせなら、立方体5個の集合体を全パターン作ってみようということになり、数えると29パターンありました。 これではきちっとした直方体には組めませんので、いちばんシンプルな棒の形のコマをもうひとつ追加して30コマ。 これを5×5×6の直方体の箱に入れます。
 中学のときは角材を切り貼りして作りましたが、百均でサイコロを沢山買ってきて作り直したのがこれです。 箱のペン立ても百均で、奇跡的にサイズもぴったりです。
 
   
 さんざん遊びましたので、5分もあれば入ります。 一度入れたコマは二度と動かさずに完成することも難しくありません。

お菓子系

 お菓子をモチーフにしたパズルもよく売っていました。
 
カールパズル(うすあじ)カールパズル(チーズあじ)
 
チロルチョコパズルミルクチョコレートパズル
 衝撃的だったのはサイコロキャラメルパズルです。 普通のパズルは箱に隙間無く詰めることが目的ですが、 このパズルは、わざと隙間を作って、なおかつ蓋をするとどのコマも動かないようにするのが目的です。
 
サイコロキャラメルパズル外箱わざと隙間をつくる
 サイコロキャラメルは、写真の配色のパッケージが早くに製造中止になり、今ではごく一部の地域でしか販売されていません。 カールも東日本での販売を終了し、西日本でもカレー味を始めほとんどのバリエーションが無くなるという話です。 さみしくなりますね。

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