民俗取材の心得
コンテスト狙いで民俗行事を荒らしにくる素人達、
他人の迷惑を顧みない報道関係者達にあえて苦言を呈します。
- 他の人(特に地元の人)の迷惑になることはしない。
- ひとの敬うものは自分も敬う。
- 神聖な場所では帽子を脱ぐ。
- 子供にも敬意を払う。子供と話すときは子供の目線になる。
- 目立たない服装をする。
(できるだけ白・黒・灰色のものを着る。)
- 写真・映像を撮るときは他の人が撮れなくなるような真似はしない。
- ひとが写真を撮っている近くで煙草を吸わない。
- 他所者だけで関係のないおしゃべりをしない。
いや、まったく
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徳島県祖谷の神代踊りへ行ったときの話。
踊りは午前と午後の2回行なわれる予定でしたが、
お昼御飯を食べ終わった頃から激しい雷雨に襲われ
午後の踊りは中止になりました。
満足に写真が撮れなかったからでしょう、
カメラマンのひとりが踊り手の少年を雨の中に立たせて、
それもびしょぬれになるまで立たせて延々と写真を撮っていました。
やめろと言ってもそういう人は聞かず、
愉しい筈のお祭りがこの少年にとってはびしょぬれの思い出になってしまいました。
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神代踊りにはNHKの『ふるさとの伝承』の撮影隊も来ていました。
自分達のイメージ通りの絵を撮る為に
「ここへは入るな」、「ストロボは焚くな」
ということは当たり前のように命令し、
自分達は踊りの輪の中心でビデオを回しています。
民俗学の勉強にはいい番組だとは思うのですが、
取材の影で迷惑している人が沢山いるのだろうと思うと素直に見られない番組です。
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NHKの撮影隊と言っても、ほとんど子会社が番組を作っているのではないでしょうか。
親会社がOKをくれるような絵を撮って帰らないと番組を買ってもらえないからでしょう、
モラルもマナーもかなぐり捨てて取材しているようです。
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報道関係者は簡単に踊りの輪の中に侵入しますが、
それをされると他の人はどんなアングルでも絵の撮りようがないのがわからないのでしょうか。
踊りの輪の中は神様の席だと思ってください。
誰だって仕事の都合を付けて一生に一度の取材をしに来ているのですから。
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高級カメラをぶら下げて伝統行事に乗り込んで来る団体には、
えてして伝統行事をモデル撮影会と間違えているものがあります。
神様ごともわきまえずギャハギャハ笑っていたかと思えば、
精進潔斎して祭りに臨んでいるお稚児さんを捕まえて、
さんざんポーズを取らせ疲れさせてしまう、
というのもよくある話です。
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