アルゴリズム論特論(塩田) 2014年度教材 第8回
- 前回の復習
- 授業内容
- 暗号用語
- 法べき乗暗号
- p : 素数
- e, d : gcd(e, p-1) = 1, ed ≡ 1 mod (p-1) を満たすべき指数
を用いて次のように設計:
- 平文集合 P = 暗号文集合 C = {0, 1, ..., p-1}
- 暗号化関数 E(x) = xe % p
- 復号化関数 D(y) = yd % p
- ツボ
- 設計原理はフェルマの小定理
- 鍵 p, e, d がおおよそ n 程度の数であるとき、鍵生成の計算量は O(log4 n)
- 暗号化・復号化の計算量は O(log3 n)
- これは公開鍵暗号にはならない(暗号化鍵 p, e から d が計算できる)
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