計算機実験 II(塩田・森教官)レポートの課題


[1]

  1. 4次行列の行列式を計算するプログラムを作成せよ。

  2. 全ての成分がそれぞれ 0 か 1 であるような 4次行列の行列式の最大値を求めよ。

[発展問題]

2. の問題を 5次、6次...の行列についても考えよ。

[2]

  1. 1000 までの素数を全て求めよ。

  2. 素数 p は 6 で割って 1 余るとき 2つの整数 a, b を用いて p=a^2+ab+b^2 として 表されることがわかっている。  1000 までの素数のうち 6 で割って 1 余るもの全てについて、 そのような整数 a, b の表を作れ。


[3]

11 × 11 の魔方陣をひとつ作れ。 ( 1から 121 の数字を 11 × 11 の枡目に書き込んで 縦・横・斜めの和がすべて 671 になるようにする。)

[4]

20000円を10円玉、50円玉、100円玉、500円玉、1000円札、5000円札、10000円札 で支払う方法は何通りあるか求めよ。( 教科書 p.119 )

[5]

  1. 2次行列(2次元の配列で表す)の和・積を計算する手続きを作れ。

  2. 2次行列 A の指数関数

      exp(A) = E+A+(A^2)/(2!)+(A^3)/(3!)+…

    を計算する手続きを作れ。

  3. 幾つかの2次行列 A に対して等式 det(exp(A))=exp(tr(A)) を確かめよ。

[6]

12月15日に学ぶユークリッドのアルゴリズム、 のサンプルプログラムを作成せよ。

[7]

12月22日に学ぶ法演算 のサンプルプログラムを作成せよ。

[8]

1月19日に学ぶRSA暗号の符号器・復号器 のサンプルプログラムを作成せよ。

[9]

メールを格納したテキストファイルを読み込んで、 ヘッダの中の日付・差出人・subjectを書いた行と本文を 別のテキストファイルに出力するプログラムを作れ。

[10]

正の整数を表す多倍長データの四則演算の関数を整備して、 もっと大きな整数に対しても角谷予想の実験をせよ。

[11]

集合変数を用いて、 1 から 10000 までの整数のうち平方因子を持たない数 (素数の二乗では割りきれない数) 1,2,3,5,6,7,10,11,13,... を全て求め出力するプログラムを作成せよ。

[12]

課題[11]を更に発展させて次の作業を行え。

  1.  1 から 10000 までの整数のうち平方因子を持たない数  n のそれぞれについて 次の方法で 1 または -1 を計算し、配列変数 a[n] に代入せよ。

    •  a[1]:=1 とする。
    •  n が素数ならば a[n]:=-1 とする。
    •  n が 1 でも素数でもなければ、  n を割り切る最小の素数 p を求めて  a[n]:=-a[n div p] とする。

  2.  S=Σ’a[n]/(n^2)の数値を計算せよ。 ただし Σ’は 1 から 10000 までの 平方因子を持たない数 n についての和を表す。

  3.  (6/S) の平方根の近似値を求めよ。 (円周率が出て来れば正解。)

  4. S4=Σ’a[n]/(n^4),
    S6=Σ’a[n]/(n^6),
    S8=Σ’a[n]/(n^8)

    として (90/S4) の4乗根、 (945/S6) の6乗根、 (9450/S8) の8乗根 の近似値をそれぞれ求めよ。(いずれも円周率が出て来れば正解。)


[13]

12月8日の sample8b の実行例について、 プログラムの動作状態(二分木データの変化状況など) を図示して説明せよ。

[その他]

自由課題も勿論大歓迎。

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