高知大学 共通教育 平成11年度 情報処理 II
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(理学部 数理情報科学科ロ組 対象、塩田教官)
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7月7日: PowerPoint その2
今日は画像ファイルや他のアプリケーションで作成したオブジェクトを PowerPoint に取り込む方法や、 スライドを HTML に加工する方法を勉強します。
サンプル
□ 画像の取り込み( GIF 画像、BMP 画像の場合 )
GIF, BMP, JPG など画像の形式については
こちら
へ。
[挿入]→[新しいスライド]
レイアウトは例えば白紙を選択し →[OK]
挿入したスライドを選択し[表示]→[スライド]
[挿入]→[オブジェクト]→ 「ファイルから」を選択し→[参照]
挿入したい画像ファイルのアイコンを選択し →[OK] →[OK]
取り込まれた画像の縁を掴んでドラッグすると大きさが変えられ、
画像の内側を掴んでドラッグすると挿入位置が変えられえます。
□ 画像の取り込み( JPEG 画像の場合 )
JPEG 画像は BMP 画像に変換しておきましょう。
(例えば Explorer から JPEG 画像のアイコンをクリックして)JPEG 画像を開きます。
[ファイル]→[名前を付けて保存]
「ファイルの形式」で「ビットマップイメージ(*.bmp)」を選択し →[OK]
あとは上記「BMP 画像の場合」と同様です。
□ テキストボックス
テキストボックスを用いても文章が書き込めます。
[挿入]→[テキストボックス]→[テキストボックス]
スライド内の文字を書き込みたい場所でドラッグすると四角い箱が現われます。
そこで文章を打ち込んでください。
□ Excel で作ったグラフの取り込み
他のアプリケーションで作った色々なオブジェクトも、 スライドへ取り込むことができます。
例えば、Excel で作ったグラフを取り込んでみましょう。
Excel での前処理:
グラフだけ別のシートに保存し、
[ツール]→[オプション]→[表示]→ 枠線のチェックを外し、
→ 保存。
[挿入]→[オブジェクト]→ 「ファイルから」を選択し[参照]
目的のファイルのアイコンを選択し[OK] →[OK]
画像の取り込みと同様に、大きさ・位置を調整します。
□ HTML への変換
PowerPoint で作成したスライドを簡単に HTML に変換することができます。
ただし、Microsoft Office の CD-ROM から「Web ページ作成ツール」をインストールしておく必要があります。
[ファイル]→[HTML 形式で保存]
ウィザードの指示に従ってオプションを選択しつつ →[次へ]
先週のサンプルは、1024×768、画面の1/2倍で作りました。
最後は →[完了]
Explorer を起動して My Document フォルダを見てみましょう。 プレゼンテーションと同じ名前のフォルダができているはずです。
そのフォルダへ降りて Index というアイコンをクリックすると出来上がった HTML ファイルが表示されます。
□ 画像の形式について
ビットマップイメージ(拡張子 .bmp )は単純に画面1ドット毎の色情報を書き並べた画像情報ファイルです。 非常に情報量が大きい代わりに、画像を加工するには便利な形式です。
GIF 画像(拡張子 .gif )は GIF 規格に基づき画像情報を圧縮した画像情報ファイルです。 使う色は256色に限定してしまいますが、 圧縮の過程では色情報が失われない方法です(可逆圧縮と言います)。
JPEG 画像(拡張子 .jpg )は画像を8×8ピクセル毎のブロックに区切って 「離散コサイン変換」という作業を行ない、 人間の視覚にあまり影響しない情報をカットして画像を圧縮する方法です。 従って圧縮の過程で色情報がいくらか失われますが(非可逆圧縮と言います)、 GIF 画像より一般に 1/3 程度の情報量に圧縮できますのでインターネットでやりとりするのに適しています。
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