第11回の教材(2) 演習編の予備知識 ラスタ画像とベクタ画像
ラスタ画像とベクタ画像
デジタル画像は大別してラスタ画像とベクタ画像の2種類に分かれます。
- ラスタ画像
- 点(ドット、ピクセル)毎の色情報を記録する画像形式です。
- bmp, jpg, png, gif などはみなラスタ画像です。
- 長所:前回の「量子化」によってどんな画像からもラスタ画像が作れます。
- 短所:拡大すると輪郭がギザギザになったりしてしまいます。
- ベクタ画像
- 直線、曲線、円など画像の構成要素を数学的表現で記録する画像形式です。
- 長所:拡大しても滑らかさが失われません。
- 短所:複雑な画像には不向きです。
写メ・デジカメの画像などはラスタ画像になります。
図形を組み合わせたような画像はベクタ画像としても作っておけば自由に拡大できて便利です。
画像処理ソフトの色々
今日の演習では Windows の「ペイント」という簡易画像処理ソフトを使いますが、
本格的な画像処理ソフトで有名なものには次のようなものがあります。
- ペイント系(ラスタ画像用)
- ドロー系(ベクタ画像用)
塩田はデジカメ写真をプリントする際、色補正やトリミング・輪郭強調などをするのに GIMP を使っています。