第13回の教材(1)   講義編 暗号通信 / 個人情報の管理

共通鍵暗号と公開鍵暗号

  • 平文(ひらぶん) = 普通に読み書きできるデータ
  • 暗号文 = 暗号化されたデータ
    (画像や音声など、文章でなくても「文」と呼ぶ)
  • 暗号化 = 平文を暗号文に変換すること
  • 復号 = 暗号文を平文に逆変換すること

  • 共通鍵暗号 = 暗号化と同じ鍵(パラメータ)を使って復号できる暗号
    ... 1976年までの全ての暗号は共通鍵暗号であった

  • 公開鍵暗号 = 復号には別の鍵が必要な暗号
    • 1976年にアイデアが提唱され、1977年に初めて実現
    • ネット上で不特定多数と暗号通信をするためには公開鍵暗号が必要
    • 暗号化鍵は錠前、復号化鍵は開錠鍵、のイメージ
      • 錠前を掛けてから送信してもらい、自分だけが持っている開錠鍵で開ける

       

    • 整数論を使って初めて実現されました。
    • 公開鍵暗号の理論には高度な数学が使われています。

匿名 ≠ 秘密

  • 匿名の書き込み、と言っても、通信履歴を辿れば発信元は特定できます。
  • ネットという新しい道具は、人を幸せにするために使いましょう。

良い言葉を使いましょう

  • 人間は言葉で思考するので、ぞんざいな言葉・汚い言葉を日常的に使っていると思考・精神も穢れてきます。
    • 丁寧な言葉を使うように心掛けている人は思考も丁寧だし、
    • 人を傷つけないような言葉遣いを心掛けている人は世の中を明るくします。

「リベンジ」という言葉を使うのはやめましょう

  • 英語の revenge は復讐、仕返し、報復、遺恨、そういう意味です。強い恨みをもって復讐する、そういう意味しかありません。
  • 日本人は「り」で始まる単語が好きなので何かいい意味のように勘違いしていますが、英語圏の人たちにとってはとても卑しい、陰惨な言葉です。 くれぐれも外国の人の前では口にしないようにしてください。
  • 公平なルールの下で競うスポーツ競技やゲームで負けたとしたら、良いライバルに出会った、修行を積んで今度はもっといい試合をしよう、と思えるようになりましょう。
  • 参考:

個人情報の管理

  • 個人情報を盗まれないために
    • ウィルス対策をしっかりしましょう
    • フィッシング詐欺に注意しましょう
      • 「あなたのパソコンは○○です。いますぐここをクリック。」は絶対に無視してください。
      • 信頼できるURL・アドレスかどうかの確認をしましょう。