第12回の教材(1)   講義編 プレゼンテーションのノウハウ

スライドは「絵」にせよ

  • まずは2つの例を見比べてください。亥の子行事の紹介プレゼンです:
  • スライドに文章を書いてしまうと
    • 言語中枢がスライドに対して働く
      → 話を聞いてもらえない
      → 発表がわかってもらえない

  • 基本は語り。 スライドは「絵」として視覚中枢で認識させよ。
    • 接続詞、述語はできるだけ使わない
      • 「は」は「:」で代用
      • 「ならば」は で代用 とか
    • 体言止めを使うと「絵」的になる
    • 文字数を徹底的に減らす

  • 日本のテレビ局のテロップのつけ方は間違っています。
    • 人の話は眼を見て聞きなさい。
    • 表情、声色、仕草など、字面以外で伝わる情報が重要。
    • 画面の構図がテロップの所為で台無しに。
    • 聴覚障害者への配慮なら、アナウンサー・ナレーターにもテロップを付ける筈。

聴衆のレベルの把握

  • 同じ研究発表でも、状況によって聴衆のレベルはいろいろ:
    • 卒論発表会
    • ゼミ内での発表
    • 専門性の高い学会
    • 多分野の研究者の集まる学会
    → 聴衆のレベルに合わせた内容に。

  • 「聴衆が初めて聞く概念」はできるだけ少なく

起承転結

  • 起:大切なキーワード、目的等を初めに提示しておく
  • 大事なことは繰り返し言う
  • 結:主張したかったことをもう一度ちゃんと聞かせる