第11回の教材(1)   講義編 暗号通信

共通鍵暗号と公開鍵暗号

  • 平文(ひらぶん) = 普通に読み書きできるデータ
  • 暗号文 = 暗号化されたデータ
    (画像や音声など、文章でなくても「文」と呼ぶ)
  • 暗号化 = 平文を暗号文に変換すること
  • 復号化 = 暗号文を平文に逆変換すること

  • 共通鍵暗号 = 暗号化と同じ鍵(パラメータ)を使って復号化できる暗号
    ... 1976年までの全ての暗号は共通鍵暗号であった

  • 公開鍵暗号 = 復号化には別の鍵が必要な暗号
    • 1976年にアイデアが提唱され、1977年に初めて実現
    • ネット上で不特定多数と暗号通信をするためには公開鍵暗号が必要
    • 暗号化鍵は錠前、復号化鍵は開錠鍵、のイメージ
      • 錠前を掛けてから送信してもらい、自分だけが持っている開錠鍵で開ける。

       

    • 整数論を使って初めて実現された。
    • 公開鍵暗号の理論には最高に難しい数学が使われている。

匿名 ≠ 暗号

  • 匿名の書き込み、と言っても、通信履歴を辿れば発信元は特定できる。
  • ネットという新しい道具は、人を幸せにするために使いましょう。

良い言葉を使いましょう

  • 人間は言葉で思考するので、ぞんざいな言葉・汚い言葉を日常的に使っていると思考・精神も穢れてくる。
    • 丁寧な言葉を使うように心掛けている人は思考も丁寧だし、
    • 人を傷つけないような言葉遣いを心掛けている人は世の中を明るくする。

  • 「リベンジ(復讐)」とか「倍返し」とかは良くないよね。
    • スポーツは自己を高めるためにするのであってさ ...

昔、「盗人送り」ということをしたんだって

  • 小さな集落で泥棒があって、なかなか犯人がわからないとき、 人形(にんぎょう、というより、ひとがた、かな)を作って、 祈祷をしてからこれを盗人の代わりに痛めつけたんだそうだ。 犯人を最後まで追い詰めて最悪の事態を招くより、 こういうことで決着をつけようという知恵を昔は持っていたのだ。