第14回の教材(1)   講義編

デジタルとアナログの役割分担

デジタルの利点
  • ほとんど劣化がない。(誤り訂正技術)
  • 完全なコピーが作れる。
  • 文章・画像・音声など異種のデータも統一的に扱える。
  • 高速かつ大規模な検索ができる。

デジタルの弱点

  • 電気が無いと再生できない。
  • 規格がわからないと全く再生できない。
  • より良いメディアが開発されると、古い規格のメディアを再生する機器が失われてゆく。
  • タイムラグが不可避。
  • 人間の五感のうち視覚・聴覚以外を劣化させる恐れがある。
  • 完全なコピーが作れてしまう。

アナログの弱点

  • 劣化が避けられない。
  • 完全なコピーは作れない。
  • データの整理には人手と時間と物理的空間が必要。
  • 情報検索には人手と時間が掛かる。

アナログの利点

  • 劣化はするにしても何某かのデータは残り、いつまでも読み取れる。
  • タイム・ラグは無いに等しい。
  • デジタル論理では到達できない経験則や感性、知恵といったものを育む。

デジタルとアナログの共存が大事