第13回の教材(3)

画像の形式について

バージョンの古い PowerPoint では取り込めない画像形式がありましたので、 以前は画像形式の話をしていました。以下はその名残です。

  • ビットマップイメージ(拡張子 .bmp )は単純に画面1ドット毎の色情報を書き並べた画像情報ファイル。 非常に情報量が大きい代わりに、画像を加工するには便利です。

  • gif 画像(拡張子 .gif )は gif 規格に基づき画像情報を圧縮した画像情報ファイル。 使う色は256色に限定してしまうが、圧縮の過程では情報損失のない方法です (可逆圧縮と言う)。

  • png 画像(拡張子 .png ) 一時期特許上の理由から gif が自由に使えなくなる事態が生じ、 それに代わる規格として開発されました。これも可逆圧縮。 gif より色数を増やすことができ、圧縮率も勝ります。

  • jpeg 画像(拡張子 .jpg )は画像を8×8ピクセル毎のブロックに区切って 「離散コサイン変換」という作業を行い、 人間の視覚にあまり影響しない情報をカットして画像を圧縮する方法です。 圧縮の過程で色情報がいくらか失われますが(非可逆圧縮と言う)、 gif 画像より一般に 1/3 程度の情報量に圧縮できるのでネット上で送信するのに適しています。